2024年08月18日

バーベキューといえば焼き肉やシーフードが主役ですが、その場で作るスイーツも人気が高まっています。特に、女性や子供たちが集まる場合、手軽に作れるデザートに喜びの声が上がること間違いなし！そこで今回は、バーベキューを更に楽しむための、お手軽かつ絶品なデザートを季節ごとに10選でご紹介します。焼き物だけではなくデザートも楽しむことで、バーベキューの楽しみ方を一層広げましょう！

バーベキューで食べるスイーツは格別！

バーベキューのデザートは、せっかくなら起こした火を活用して、その場で作ってみてはいかがでしょうか。火加減が難しそう…と感じる方もいるかもしれません。確かに、家庭用のコンロとは違い、直火の火加減は一筋縄ではいきません。しかし、それがまたバーベキューの魅力の一つです。「ちょっと焦げたかな？」という失敗がかえって笑いになり、手作りのデザートはその場の雰囲気を一層和ませます。出来立てのあつあつのデザートを味わえば、格別のおいしさに誰もが満足すること間違いなしです！

簡単に作れる！夏にぴったりの冷たいデザートレシピ

夏のバーベキューパーティでは、お肉や野菜と一緒に、冷たくて甘いデザートも楽しみたくなるものです。次は、暑い夏の日にバーベキューで喜ばれること間違いなしの、簡単に作れる冷たいデザートレシピをご紹介します！手軽に準備できるマシュマロムース、メスティンを使ったゼリーやプリン、そしてインスタ映え確実のフルーツポンチなど、バラエティ豊かなデザートレシピからお好みの一品を見つけて、夏のアウトドアをより楽しんでください！

溶かして冷やすだけ【マシュマロムース】

バーベキューで楽しむデザートに、簡単で美味しい『マシュマロムース』はいかがでしょうか？このレシピは、溶かして冷やすだけのシンプルな手順で、ふわふわの食感とマシュマロ特有の優しい甘さが楽しめます。

レシピ

＜必要な材料＞4人分
牛乳：200cc
マシュマロ：1袋(95g)

＜作り方＞

1. 牛乳を鍋に入れ、中火で温めます。沸騰しないように注意してください。
2. 牛乳が温かくなったら、マシュマロを加え、弱火にしてしっかりと混ぜます。マシュマロが完全に溶けるまで混ぜ続けます。
3. マシュマロが完全に溶けたら、火から下ろし、クーラーボックスに移します。2時間ほど冷やし、ムースが固まったら完成です！
4. 固まったムースに、お好みのフルーツやトッピングを加えると、よりおいしくいただけます。

メスティンで作るぷるぷる【ゼリー・プリン】

メスティンを使って調理し、そのまま冷やして食べられるぷるぷるのゼリーとプリンは、アウトドアでのデザートレシピにぴったりです！さっぱりとしたゼリーと濃厚なプリンは、子供から大人まで全ての年齢層に喜ばれること間違いなしです！

ゼリーのレシピ

＜必要な材料＞
水：適量
ゼラチン（顆粒タイプ）：10g
砂糖：大さじ2
フルーツ缶：お好みで1缶

＜作り方＞

1. フルーツ缶からフルーツを取り出し、食べやすい大きさに切ります。フルーツ缶のシロップ水を追加し、全部で250ccになるようにします。
2. メスティンにゼラチン、砂糖、そして50ccの水を加え、弱火で温めます。沸騰させないように注意しながら、ゼラチンと砂糖が完全に溶けるまで混ぜ続けます。
3. ゼラチンが溶けたら、用意しておいた水とシロップを加え、よく混ぜます。
4. 最後に切ったフルーツを加えて軽く混ぜ、蓋をしてクーラーボックスに移します。1〜2時間冷やしたら完成です！

プリンのレシピ

＜必要な材料＞
卵：2個
牛乳：200～260ml
砂糖：25～40g
バニラエッセンス：数滴

＜カラメルソース＞
砂糖：大さじ3、水：大さじ1、熱湯：大さじ1

＜作り方＞

1. メスティンが1～2cm程度浸かる水をフライパンに入れ、沸騰させます。
2. カラメルソースを作ります。メスティンに砂糖と水を入れ、弱火で加熱し、色が変わるまでゆすります。飴色になったら火から下ろし、熱湯を加えて混ぜ、冷まします。
3. ボウルや容器に卵をいれてよく混ぜます。牛乳、砂糖、バニラエッセンスを加えて再び混ぜます。
4. 混ぜた材料を茶こしでこしながらメスティンに入れ、蓋をします。
5. お湯が沸騰したフライパンにメスティンをセットし、弱火〜中火で10分程度蒸し、火を止めてさらに10分蒸します。
6. ふたを開けて中を確認し、固まっていればメスティンを取り出し、粗熱を取ります。
7. 氷を入れたボウルやクーラーボックスで冷やしたら完成です！

おしゃれでインスタ映え【フルーツポンチ】

バーベキューの楽しい時間を、おしゃれで美味しいデザートで締めくくりませんか？スイカの中身をくりぬいてサイダーを注ぐだけで、カラフルかつ爽やかなフルーツポンチが完成します。簡単ながら、見た目の豪華さでインスタ映え間違いなしです！

レシピ

＜必要な材料＞

スイカ：半玉
お好みのフルーツ缶：適量
ナタデココ：適量
サイダー：適量
オプション：白玉団子、牛乳寒天等

＜作り方＞

1. 横半分に切ったスイカの中身をくり抜き、器として利用します。皮の端をギザギザにカットしておしゃれに仕上げましょう。
2. スイカやフルーツを食べやすい大きさにカットし、スイカの器に入れます。
3. さらにナタデココや、お好みでオプションの材料（白玉団子、牛乳寒天など）をいれます。
4. 最後にサイダーを注ぎ、フルーツポンチの完成です！

簡単調理！冬にぴったりの温かくておいしいBBQデザート

焚き火で作る温かいデザートは、特に冬のバーベキューにおすすめです。ほっこりとした甘さと熱々のデザートは、寒さを一瞬で忘れさせてくれます。今回は、そんな冬のバーベキューで特におすすめのデザートレシピを7つご紹介します。

炭火や焚き火で【焼きマシュマロ】

焼きマシュマロは、シンプルな材料と手順で作れるおすすめのバーベキューデザートです。外側はカリッと、中はトロッとするこのデザートは、火加減や焼き方によってさまざまな味わいを楽しめます。特に、みんなで囲む焚き火や炭火での調理は、一層の楽しさを加えてくれます！

レシピ

＜必要な材料＞
マシュマロ：お好みの量

＜作り方＞

1. 最初にマシュマロの中心を串で刺します。
2. 弱火でゆっくりと焼きます。
3. マシュマロに均一な焦げ目がつくよう、回し続けます。火から近すぎず遠すぎずの適切な距離を保ちつつ、串から落ちないよう、注意深く焼きます。
4. マシュマロ全体がきつね色になったら完成です！

焼きマシュマロについては、以下の記事で作り方からアレンジレシピまで、詳しくご紹介しております！

焼きマシュマロのアレンジレシピ【スモア】

スモアは、焼きマシュマロのアレンジレシピとして特に人気があり、シンプルながらバーベキューならではの特別な味わいを楽しめるデザートです。アメリカ生まれのこのデザートは、クラッカーのサクサクとした食感、チョコレートのなめらかな甘さ、焼きマシュマロのふわっとした食感が絶妙にマッチした、手軽で楽しいデザートです！

レシピ

＜必要な材料(1個分)＞
マシュマロ：1個
板チョコ：1かけ
クラッカー：2枚

＜作り方＞

1. マシュマロを串に刺して焼きます。焼き方については、先ほどご紹介した「焼きマシュマロ」の作り方をご覧ください。
2. クラッカーの一枚の上に、割った板チョコを載せます。
3. 焼き上がったマシュマロを、チョコレートの上に載せ、もう一枚のクラッカーで挟みます。
4. クラッカーでチョコレートとマシュマロを挟んだら、アツアツのスモアの完成です！

スモアについては、以下の記事で作り方からおすすめの材料まで、詳しくご紹介しております！

スキレットを使って【チョコレートフォンデュ】

スキレットでつくるチョコレートフォンデュは、簡単なうえに、さまざまな食材でバラエティ豊かに楽しめます。見た目もオシャレで、マシュマロやあなたの好きな果物を選んでチョコソースに絡めれば、おいしさもひとしおに感じられます！

レシピ

＜必要な材料＞
チョコレート(板チョコ)：100g（50gのものを2枚）
牛乳：50cc
食パン：1枚
バター：10g
マシュマロ：お好みの量
季節のフルーツやお好みのスイーツ(バームクーヘンなど)：お好みの量

＜作り方＞

1. チョコレートは小さく砕くか、細かく切ります。
2. スキレットに適当なサイズの金属製のカップまたはアルミカップを置き、中に牛乳を注ぎ、弱火で優しく温めます。 
   ※シェラカップがない場合は、スキレットに直接注いでも構いません。

3. 牛乳が温かくなったら、先に砕いたチョコレートを少量ずつ加えて、丁寧に混ぜながら溶かします。
4. カップの周囲のスペースにバターを薄く塗ります。食パンをキューブ状にカットし、配置した後、マシュマロをトッピングします。
   ※スキレットに直接チョコソースを作っている場合は、マシュマロと食パンはカット後に火で焙ってください。

5. スキレットを網に置き材料を温めている間に、フォンデュするフルーツやお菓子を適当な大きさにカットし、フォンデュの横に盛り付けてください。
6. マシュマロや食パン、お好みの果物をチョコにディップしてお召し上がりください！

ソテーしてからめる【バナナキャラメリゼ】

バナナはそのまま味わうのも美味しいですが、バーベキューでちょっぴりリッチにアップグレードするなら、バナナキャラメリゼはいかがでしょうか。この簡単で美味しいデザートは、バナナとキャラメルの甘さと香ばしさが絶妙に調和し、一度食べたら忘れられない美味しさとなります。しかも、手軽に作れるので、バーベキューのデザートとして、またはちょっとしたおやつとしても、大人から子どもまで皆に大人気です！

レシピ

＜必要な材料＞
バナナ：1本
砂糖：適量

＜作り方＞

1. バナナを縦に半分に切ります。
2. フライパンやスキレットに、砂糖をバナナの形になるように乗せます。
3. その上に切ったバナナを乗せて、火にかけます。
4. 砂糖が焦げてキャラメル化してきたら裏返し、全体をキャラメルで絡めます。
5. キャラメルが均等に絡んだら、火からおろし、お皿に盛り付けて完成です！

じっくり焼いてほくほく【焼きりんご】

焼きりんごは、りんごの自然な甘みとシナモンのスパイシーな香りが絶妙にマッチし、ほくほくとした食感が楽しめるデザートです。りんご1つを丸ごと使用し、アルミホイルで包んで焼くだけの簡単レシピで、特にキャンプなどのアウトドア活動で人気のあるデザートです！

レシピ

＜必要な材料＞
リンゴ: 1個
有塩バター: 15g
砂糖：大さじ1
シナモンパウダー: 小さじ2分の1（またはシナモンスティック1本）※無くてもOK

＜作り方＞

1. リンゴは洗い、中心のヘタとタネをくり抜いておきます。このとき、穴が底まで通らないよう注意してください。これによって、後でいれる調味料が流れ出すのを防ぎます。
2. フォークや竹串を使い、りんごの皮に複数の穴を開けておきます。これで火が通りやすくなります。
3. 1で開けた穴に砂糖をまず入れ、次にシナモンパウダーを振り、最後にバターを詰めます。シナモンスティックを使用する場合、バターを詰めた後に中心に刺します。
4. リンゴをアルミホイルで4〜5重に包み、焚き火の中で約30分じっくりと焼きます。焼き上がったら、そのまま15分ほどおいて余熱でじっくり火を通します。
5. お皿に移して完成です！

意外にも簡単！？【焼きバームクーヘン】

焼きバームクーヘンは、手の込んだレシピのように感じますが、実はホットケーキミックスを使えば、アウトドアでも手軽に作ることができます。ほかのデザートに比べると一手間かかりますが、焼く過程も楽しく、キャンプでの時間をより一層盛り上げてくれることでしょう！

レシピ

＜必要な材料＞
ホットケーキミックス：200g
牛乳：150cc
卵：1個
砂糖：80g
バター：60g

＜作り方＞
食べる直前に生地を作り始めると、炭とのタイミングが合わなくなる可能性があります。バーベキューの準備が始まった際に生地の準備も同時に始め、タイミングを合わせましょう。

1. 下準備：タッパーにホットケーキミックスと砂糖を入れ、良く混ぜます。その後、卵を割り入れて混ぜ、約100mlの牛乳を加えて混ぜます。バターを直火対応の小鍋で溶かし、生地に混ぜます。生地が滑らかになったら蓋やラップをして、残りの牛乳と一緒にクーラーボックスなどに保管します。
2. 準備：炭をおこし直します。その間に、生地が固くなっていたら、残りの牛乳や水を少しずつ足して調整します。麺棒や穴を開けた竹にアルミホイルを巻き、芯棒を作ります。
3. 焼き始め：芯棒にサラダオイルかバターを塗り、生地をお玉や刷毛で塗りつけます。余分な生地が下に落ちたら、コンロで焼き始めます。最初の一巻きは特に丁寧に、火が良く通るように注意しながらくるくると回します。
4. 何層も重ねて、バームクーヘンが大きくなったら完成です！バウムクーヘンが冷めたら芯棒を抜いて輪切りにしてお召し上がりください。

お餅を焼いて【おしるこ】

アウトドアでの手作りおしるこは、炭火で焙った焼きたてのお餅と暖かいあずきの甘みが絶妙に組み合わさり、家庭で食べるおしることは一味も二味も違います。ゆであずき缶を使用すれば、準備も簡単です。ほっこりとした甘味とあたたかさで、寒い日には特におすすめのデザートです！

レシピ

＜必要な材料＞
ゆであずき缶：1個
お餅：お好みの量
（お湯：100～150cc）

＜作り方＞

1. 最初にゆであずき缶を開けます。
2. 火の上で、お餅とゆであずき缶を温めます。お餅が焦げてしまわないよう、炭火から10cmくらいの位置でじっくりと焼きます。
3. ​お餅の一面が焼けたらひっくり返し、もう一方の面も焼きます。おおよそ、5～10分程度が目安ですが、火加減によって異なりますので注意してください。
4. ​​あずき缶が温まったら完成です！そのままお餅をあずき缶にディップして食べるか、カップ等の容器にあずきを移し、温かいお湯を加えて楽しむなど、お好みでお召し上がりください。

寒い冬のバーベキューも、これらの温かいデザートで一段と楽しく、心地よくなることでしょう。おしゃれで美味しいデザートで、冬のアウトドアを存分にお楽しみください！

差し入れにぴったり！持参すると喜ばれるスイーツ

今回は、これまでご紹介した手作りデザートとは一味違い、持参するだけで喜ばれるスイーツをご紹介します！これらのデザートは、事前に簡単に準備でき、また、アレンジも自由自在です。さきほどご紹介した手作りスイーツと一緒に召し上がってもおいしいですよ！

バニラアイス

バニラアイスは、暑い日のデザートとして定番です。そのまま食べるのはもちろん、焼きバナナや焼きリンゴに乗せれば、バーベキューならではの特別なデザートが楽しめます！また、冷たいソーダに浮かべれば、特別なフロートドリンクに変身します。冷蔵庫がないバーベキューでもご安心ください。以下では、簡単なアイスの作り方をご紹介します。

レシピ

＜必要な材料＞
牛乳：1カップ
砂糖：20g
バニラエッセンス：適量
氷、塩（冷却用）

＜作り方＞

1. ジッパー袋に牛乳、砂糖、バニラエッセンスを入れ、よく混ぜます。
2. 袋の空気を抜いて密閉し、一回り大きなジッパー袋に氷と塩を入れた上で、混ぜた液を入れます。
3. 大きな袋も密閉し、タオルで包んで2人で1分間振ります。これで、簡単に美味しいバニラアイスの完成です！

カットフルーツ

カットフルーツは、バーベキューに持参するデザートとして最適です。焼き肉の油っぽさを爽やかに消してくれるそのフレッシュな味わいで、バーベキューの後のひと時がより一層爽快になります。また、その彩りの豊かさが、バーベキューパーティーの食卓を一層華やかに演出します。

単にフルーツをカットして持参するだけでも喜ばれますが、少しの工夫でより特別なデザートにアップグレードできます。この記事でご紹介したチョコレートフォンデュやフルーツポンチへのアレンジ、または、フルーツにヨーグルトや蜂蜜を添えることで、味のバリエーションが増し、食卓がさらに豊かになります。

杏仁豆腐

杏仁豆腐は、その優しい味わいと滑らかな食感で、大人から子供まで多くの方に愛されているデザートです。バーベキューではしっかりとした食事が中心となるため、食後に軽くてさっぱりとしたデザートが好まれます。冷たくてさっぱりとした杏仁豆腐は食べやすく、バーベキューの締めのデザートとしても最適です。杏仁豆腐は、フルーツポンチに加えたり、カットフルーツを添えたりすることで、さまざまなアレンジが楽しめ、より一層おいしくいただけますよ。

カステラ

カステラは、ふんわりとした食感と上品な甘さが特徴で、日本では大人気のスイーツです。その持ち運びの容易さと、切り分けてシェアするのが簡単な点から、バーベキューに持参するには最適な一品です。甘さが控えめで軽い食感のため、食事の後でもさっぱりと楽しむことができます。カステラはそのままでも美味しいですが、ホイップクリームやアイスクリームを添える、あるいはフレンチトーストにアレンジするなど、少しの工夫でさまざまな楽しみ方ができます。

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まとめ

バーベキューの醍醐味は、美味しい料理を囲んで過ごす楽しい時間にありますが、デザートを用意することで、その楽しさはさらに増します。今回ご紹介したスイーツを取り入れて、素敵なデザートとともに、心に残るバーベキューパーティーをお楽しみください！