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バーベキューはなんでBBQと略すの?焼肉との違いも解説

バーベキューはなんでBBQと略すの?焼肉との違いも解説

2025年03月25日

バーベキュー(BBQ)は、家族や友人と野外で楽しむアウトドアとして、日本で大人気ですが、バーベキューがどのようにして広まり、なぜ「BBQ」と略されるのか、そして焼肉との違いは何か、意外と知らない方も多いのではないでしょうか?
この記事では長年バーベキューの宅配事業に携わる、「バーベ急便」のスタッフが、バーベキューの歴史や語源、各国別のスタイルの違いについて詳しく解説していきます。

この記事をご覧いただくと、以下の情報がわかります。

ぜひ最後までご覧いただき、次回のバーベキューをさらに楽しむヒントにしてくださいね。

バーベキュー(BBQ)とは

日本では、バーベキューといえばアメリカンスタイルの楽しい焼肉というイメージです甘みのある特製ソースをつけて野外で食べるお肉は、格別の美味しさです。
特に近年は、家族や友人と楽しむアウトドア料理として、バーベキューは人気イベントのひとつとなっています。

しかし、「バーベキュー」という言葉の本来の意味や、その語源、さらには焼肉との違いについて意外と知らないことも多いですよね。ぜひこの機会に学んでみてください!。

バーベキューの定義と歴史

バーベキューの定義は、「薪や木炭などを使用して肉、野菜、魚介類などをじっくり焼く料理方法」です。もしくは「煙で燻す調理方法」とされています。

バーベキューの発祥地は、アメリカのテキサス州だといわれています。
16世紀、スペイン人がアメリカ大陸に渡った際、原住民であるネイティブアメリカンに豚を丸焼きにする炭火調理法を伝えました。

これに対し、ネイティブアメリカンは自身の「低温でじっくり燻製する調理法」と融合させ、現在のアメリカンスタイルのバーベキューが生まれたとされています。

日本では、バーベキューといえば「食材を焼いてタレをつけて食べる」というシンプルなスタイルが一般的です。
しかし、アメリカにおいてバーベキューは、地域や家庭ごとに味やスタイルが異なる「ソウルフード」。
各地でバーベキューコンテストが開かれるほど熱狂的な文化で、「初対面の人に政治、宗教、バーベキューの話をしてはいけない」というジョークがあるほど、人々の生活や価値観に深く根付いています。

世界各地のバーベキュースタイル

バーベキューは国や地域の文化により、調理方法や味付け、食べ方に特徴があります。
各国のバーベキュー文化を知ることで、新しい楽しみ方を発見し、いつものバーベキューに変化を加えることができます。ここでは世界各地のバーベキュースタイルを紹介します。

アメリカ スモークバーベキュー

低温で長時間かけてスモークする「スモークバーベキュー」が主流で、豚や牛の大きな塊肉をじっくり時間をかけて調理します。そのため、器材には蓋がついている形が主流、バーベキューソースも地域ごとに異なり、甘みの強いものから酢ベース、マスタードベースなど様々です。

韓国 サムギョプサル

韓国のコリアンバーベキューは韓国の焼肉スタイルを指します。「サムギョプサル(豚バラ焼肉)」が代表的で、炭火や鉄板で薄切り肉を焼き、サンチュ(葉野菜)に包んで味噌やニンニク、キムチと一緒に食べます。
日本の焼肉スタイルに似ていますが、包み菜や付け合わせ(パンチャン)が種類豊富なのが特徴です。

ブラジル シュラスコ

大きな肉の塊を鉄串に刺して、岩塩だけでシンプルに味付けし、炭火で豪快に焼き上げる「シュラスコ」が主流です。
焼きあがった部分からナイフで切り分け、肉汁たっぷりの状態で豪快に食べていきます。

オーストラリア バービー

オーストラリアのバーベキューは「バービー」と呼ばれ、ビーフ、ラム、ソーセージ(スナッグ)をグリルで焼くのが一般的です。オーストラリアは多くの公園やビーチに無料で使える公共のバーベキュー施設が整備されており、日常的に気軽にバーベキューを楽しむことができます。オーストリア人は毎週末のようにバーベキューをしているそうですよ!

アルゼンチン アサード

アルゼンチンは世界でも有数の牛肉消費国であり、炭や薪を使って牛の塊肉をじっくりと低温で焼き上げる「アサード」が代表的なバーベキュースタイルです。
これは国民にとって欠かせない食文化の一つで、家族や友人と集まる特別な時間に楽しまれています。
焼く役割を担う人は「パリジェーロ」と呼ばれ、週末になると庭先でお父さんがグリルで塊肉を焼き、家族に出来立てのアサードを振る舞う光景がよく見られます。

トルコ シシケバブ

トルコを代表するバーベキューは「シシケバブ」。「シシ」はトルコ語で「串」を意味し、「ケバブ」は一口大に切った肉、魚、野菜を焼き上げることです。
ケバブの由来は諸説ありますが、兵士や遊牧民が剣で肉を刺して、火で炙りながら食べていたのが始まりと言われています。
トルコでは炭火でじっくりと焼かれることが多く、肉の旨味を引き出しながらジューシーな仕上がりにして、薄焼きパン「ラヴァシュ」と一緒に食べるのが一般的です。

なぜ「バーベキュー」は「BBQ」と略されるのか?

バーベキューがなぜ「BBQ」と略されるのか、不思議に思ったことはありませんか?実際、英語の正しい綴りは barbecue であり、最後の文字は「C」です。では、なぜ略し方が「BBC」ではなく「BBQ」になったのでしょうか?この記事では、その由来や背景に迫っていきます。

BBQの略称の由来

BBQの起源は、カリブ海の「西インド諸島」に暮らしていた先住民族「タイノ族」の調理法にあります。タイノ族は、肉を調理する際に木の枠を組み、肉に火が直接当たらないように、じっくりと加熱する調理方法を用いていました。

これを見たスペイン人探検家が、木の枠を意味する「バルバコア(barbacoa)」と名付けました。やがて、「バルバコア」は「塊肉をじっくり焼き上げる料理」を指すようになり、英語圏では「バーベキュー(barbecue)」へと変化しました。カリブ海に近いアメリカでは、バーベキューが広く普及し、今では国民的な料理の一つとなっています。

英語圏での略語文化とBBQ

英語圏では、略語文化が根付いており、「OMG(Oh My God)なんてこった!」や「DIY(Do it yourself)自分でやる」のように、長い言葉を簡単に表現することが日常的です。
また、ユニークに略されることもあり、「barbecue」の「cue」は、同じ音になる「Q」に置き換わり「BBQ」となるわけです。

他にも「XMAS(Christmas)クリスマス」や 「PIX(Pictures)写真」も同じように略されていますよね。BBQという略語も、その一例として、英語の柔軟な表現文化の中で生まれ、広く普及していったのです。

バーベキューと焼肉の違い

日本においてバーベキューと焼肉は、どちらも肉を焼いて楽しむ料理ですが、欧米とアジアでは調理方法や文化、そしてスタイルに大きな違いがあります。ここではその違いについて紹介していきます。

調理方法の違い:直火焼きと網焼き

「グリル」と「バーベキュー」の違いをご存じですか?アメリカでは、この違いが明確に認識されており、グリルとバーベキューを使い分けて調理を行っています。

欧米での「グリル」と「バーベキュー」の違い


つまり欧米では、バーベキューはグリルに比べ、蓋をすることで、よりじっくりと中まで火を通す調理法と言えるでしょう。

食文化の違い:欧米とアジアの視点から

バーベキューは世界中で広く親しまれていますが、そのスタイルや調理方法、使用する食材には地域ごとの文化が大きく反映されています。
特にアジアと欧米では、バーベキューの概念そのものが異なり、それぞれの食文化が強く影響を与えています。

欧米の食文化

欧米のバーベキューは、大きな肉の塊をじっくりと焼き上げる「スロークッキング」が主流で、煙の香りを楽しむスモークバーベキューが特徴です。

特にアメリカやオーストラリアでは、バーベキューは一種の「イベント」としての側面が強く、長時間をかけて調理するスタイルが定着しています。
また、歴史的な背景として家畜の飼育や狩猟が深く関わっています。

アジアの食文化

アジアではお肉を少量ずつ加熱しながら食べるスタイルが一般的です。
日本では「鍋料理」、韓国では「サムギョプサル(鉄板焼き)」、中国では「火鍋」など、アジア各国の食文化がバーベキューにも影響を与え、大きな肉を一気に焼くのではなく、薄切りや小さくカットした肉を少しずつ焼いて食べるスタイルが主流になりました。

また、鍋料理と同じように、焼いた肉をタレにつけて食べる習慣が根付いています。
例えば、日本の焼肉では「醤油ベースのタレ」、韓国では「サムジャン(味噌ダレ)」や「ごま油+塩」、中国では「クミンや花椒(ホワジャオ)」を使ったスパイスがよく用いられます。

食べるタイミングとスタイルの違い

欧米

欧米のバーベキューはイベントとして位置付けられ、週末や祝日、大人数が集まる機会に行われることが多いです。
特に家族や友人とのアウトドアイベントとして、庭や公園、キャンプ場で開催されることが一般的です。調理には時間をかけることが特徴で、昼過ぎから準備を始め、夕方に食べるのが一般的な流れになります。
特にスモークバーベキューでは、低温でじっくりと燻製するため、数時間かけて肉を焼き上げることも珍しくありません。

食べるスタイルも特徴的で、すべての料理が焼き終わった後、それぞれ大皿に盛り付けて食べるのが主流です。
肉だけでなく、コールスローやポテトサラダ、パンなどのサイドメニューが一緒に用意され、それぞれが個別のお皿を持って、バイキングの用に取って食べます。
ハンバーガーやホットドッグのように、手で持って食べる料理も多く、ナイフとフォークを使って食べることもあります。
また、バーベキューにはビールや炭酸飲料が欠かせず、食事と一緒に飲みながらリラックスした時間を楽しむ文化が根付いています。

アジア

アジアのバーベキューは日常的に行うのではなく、屋外レジャーや会社や学校の集まりのイベントとして楽しむことが多いです。
欧米と比べて、庭や公園で頻繁にバーベキューをする習慣は少なく、主に大人数が集まる機会にイベントとして取り入れられます。

調理方法は、食材をすべて焼き終えてから食べるのではなく、焼きながら少しずつ食べるスタイルが一般的です。
鉄板焼きや網焼きを使用し、焼き加減を調整しながら自分のペースで食べていきます。
食べ方にも特徴があり、みんなで焼いた肉をシェアしながら、タレにつけて味を調整して食べるのが主流です。
また、箸を使って食べることが多く、バーベキューでナイフやフォークはいません。飲み物としては、ビールやお茶が定番で、食事全体のバランスを大切にする文化が見られます。

まとめ

国や地域ごとのバーベキュー(BBQ)スタイルには、それぞれの魅力があり、歴史と文化が深く関わっていることがわかりました。
日本のバーベキュースタイルもとても楽しいですが、たまには他の国のスタイルにチャレンジしてみることで、新鮮さや新しい発見を味わえるしれませんね!

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