2024年12月06日
屋外で開放感を感じながら楽しみたいアクティビティの1つといえば、バーベキューが欠かせません。気の置けない友人や大切な家族と共に、ワイワイと楽しみながら炭火で焼きたてのお肉や野菜をいただく…なんて、想像しただけでわくわくします。
もしそんなバーベキューが自宅で手軽にできたら、ホームパーティーとしても最高の思い出になりそうですね。
今回は、｢自宅のテラスやお庭、屋上などでバーベキューってできるの？」｢どんな準備が必要？」という方へ、自宅で楽しむバーベキューについて詳しくご紹介します！
自宅バーベキューの魅力から注意点まで、宅配バーベキューのプロである｢バーベ急便」のスタッフが紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
自宅でバーベキューを行う際は、近隣への配慮が必要です。
集合住宅の場合、隣家との距離が近く、煙や音が近隣に影響を与える可能性を考慮しましょう。
特に、近隣の住宅と隣接している狭小住宅では、トラブルを避けるため、バーベキューを行うのが難しい場合もあります。
また、マンションやアパートでは、安全管理の観点からバーベキューが基本的に禁止されていることが多いです。このような環境では、管理会社に事前に確認することが大切です。
一方で、庭に十分な空間があり、近隣の住宅と距離が保たれている場合は、自宅の庭でバーベキューを楽しむことができます。
この後、バーベキューに適したお家の特徴もご紹介いたします。
たとえ一軒家であっても、隣の家との距離が近い場合や、近くにマンションやアパートがある場合、やはり周辺の方への考慮が欠かせません。
周囲に迷惑をかけないように、後ほどご紹介する注意点を守ってバーベキューを楽しみましょう。
以下の記事では、1人バーベキュー(ソロバーベキュー)について詳しくご紹介しております。
もし数人でバーベキューをするのではなく、1人でゆっくりと自宅バーベキューを楽しみたいという場合は、ぜひご覧ください。
それでは、具体的にどのような家であれば、自宅でのバーベキューができるのでしょうか。
家でのバーベキューには、コンロやテーブルを置くためのスペースが必要です。のびのびと楽しむためには、最低でも6〜8畳の広さがあれば、庭はもちろんのこと、屋上やバルコニーでもバーベキューを楽しむことができます。
しかし、都市部等の場合は、広いスペースを確保する事が難しい場合もあります。そのような時は、最低4.5畳ほどの広さがあればコンパクトにバーベキューを楽しめます。
バーベキューと近隣の住人との付き合いに関係があるの？と思われるかもしれませんが、トラブルを避けるためには大切なポイントです。
前述の通り、自宅でのバーベキューは、近隣住民に迷惑をかけてしまう可能性があります。普段から近所の人々とコミュニケーションを取っておくことで、お互い理解が深まり、バーベキューに関しての協力も得やすくなります。
バーベキューを行う前には、近隣の方にも計画を伝えておくことで、トラブルもぐっと減らせます。
近隣の方と親しい仲であれば、バーベキューに招待してみるのも良いかもしれません。
開放感のある庭でのバーベキューは魅力的ですが、プライバシーの保護のためには、生垣や高い塀があると外からの視線を遮ることができます。間仕切りになるものがあることで、自分たちだけではなく、近隣の方のプライベートを守ることにも繋がります。
塀や生垣が無い場合は、タープやシートを利用して仕切りを作ることもできます。
自宅の庭でのバーベキューをスムーズに行うためには、キッチンから庭へ移動しやすい導線が確保されている事が重要です。リビングやキッチンが庭に面していると、食材や道具の運搬が楽になります。
また、室内と屋外を行き来しやすいことで、参加者がちょっとした休憩をしたいときも快適ですし、準備や後片付けの協力も得られやすくなります。
車でアクセスする参加者が多い場合は、自宅に十分な駐車スペースが必要です。自宅の駐車スペースに余裕があれば、参加者も安心して車を停めることができます。もしスペースに余裕が無い場合は、公共交通機関の利用をおすすめするか、なるべく乗り合わせをお願いしたうえで、近くの時間貸し駐車場を案内しましょう。
夕方から夜にかけてのバーベキューを行う場合は、照明があると便利です。庭やテラスにしっかりとした照明設備があれば、夜遅くまで楽しくバーベキューをすることができます。もしそのような設備が無い場合は、ランタンや投光器を使用すると良いでしょう。
ただし、夜は生活スタイルによって早く就寝される方もいますし、昼に比べてより音が響きやすくなります。夜にバーベキューを行う場合は話し声に気を付け、最低でも20時頃には終われるようにしましょう。
次に、実際に自宅でバーベキューを行う際に最低限必要な道具をご紹介します！
バーベキューに欠かせない道具と言えば、バーベキューコンロです。コンロには少人数用から大人数用、炭火用のコンロやガス式のコンロなど様々な種類があります。家で行う際のロケーションや人数に合わせて、最適なコンロを選びましょう。
また、バーベキューといえば基本的に炭を使うと思いますが、炭に肉の脂が落ちた際に煙や匂いが発生します。
そのため、もし炭火コンロでバーベキューをする場合は、近隣への配慮として鉄板を使用したり、脂の少ないお肉のみ網で焼くなどの工夫をすれば煙を抑えられます。
また、無煙コンロや無煙ロースターといった煙を抑えられるコンロを使用することも1つの方法です。
バーベキューを行う場所が直射日光の下になる場合、日除けなどの紫外線対策は必須です。タープやテントを設置することで、強い日差しだけでなく、突然の雨にも対応できます。
また、前述の通り家に高い塀や生垣が無い場合は、テントやタープにサイドシートを組み合わせることで、近隣からの目隠しの役割も果たしてくれます。
タープやテントにも様々なサイズがありますので、お庭やテラスなどバーベキューを行う場所の大きさなどを予め把握したうえで、適切なものを用意しましょう。
バーベキューを快適に楽しむためには、座席と食事スペースも重要です。アウトドア用の折りたたみ式のイスであれば、持ち運びも簡単なうえ、使わない時にはコンパクトに収納できて便利です。
テーブルは、参加者が広いスペースで快適にバーベキューを楽しめるよう、大きめのものを用意することをおすすめします。テーブルには高さのあるハイスタイルや、座敷のスタイルで楽しむロースタイル、机の真ん中にコンロがセットできる本格的なテーブルなどがあります。
アウトドア用のテーブルなら高さ調節ができるものもありますので、状況に合わせてお好みのテーブルを見つけましょう。
機材や椅子などの他にも、炭やトングなどの着火道具も忘れてはいけません。
トングは炭に火を起こす際に火ばさみの変わりになるだけでなく、食材を扱う際にも重宝します。また、炭を安全に着火させるためには、着火剤や軍手も必要です。着火剤を使うことで火をつけやすくなり、軍手は熱から手を保護します。
これらの道具は、最近では100均でも手軽に揃えられます。
炭の種類や火起こしの方法、100均で揃うバーベキューグッズについての関連記事はこちら！
バーベキューのメインになるのは、新鮮で美味しい食材です！バーベキューでは肉類はもちろん、野菜やシーフード、ご飯や麺類などの主食、マシュマロなどのデザートまで楽しむことができます。食材は事前に用意し、カットや味付けなどの下準備をしておくことで、当日のバーベキューをスムーズに楽しむことができます。
バーベキューにおすすめの食材についての関連記事はこちら！
安全にバーベキューを楽しむために、火の取り扱いには最後まで注意が必要です。
特に炭火を使用する場合、適切に消火ができていないと火事を引き起こす可能性もあります。
燃え尽きるまで待つ方法もありますが、時間もかかりますし、消火まで目を離すことができないため手間がかかってしまいます。
そこで、まだバーベキューに慣れていない方は火消し壷を用意することをおすすめします。
火消し壷の中に炭を入れて、後は放置するだけで自然と消化されるため、安全に炭を処理できます。
炭の正しい処理方法についての関連記事はこちら！
自宅でのバーベキューは、公園やキャンプ場で行うバーベキューとは異なり、いくつか注意点があります。
周辺への配慮や火の扱いなど、ここでご紹介する注意点を守って、自宅でのバーベキューを楽しみましょう！
自宅でバーベキューをする予定が決まったら、事前に近隣の方々にその旨を伝えておきましょう。面倒に思えるかもしれませんが、住居同士の距離が近い自宅でバーベキューをする場合は、近所の方への配慮が必要です。
後々｢煙や匂い、話し声などのクレームが入ってしまった…」といったトラブルを避け、バーベキュー後も良好な関係を保つためにも、近隣の方へ事前に挨拶を行うことをおすすめします。
バーベキューの煙や焼く際の臭いは、最もトラブルの元になりやすい要素です。立ち上った煙や匂いは風向きによっては50m以上先まで届くとも言われており、近隣の方の洗濯物や布団に匂いがついてしまう可能性があるうえに、炭火の匂いは簡単には落ちにくいです。
そのような特徴があることを把握し、風向きに気を付けてコンロを配置する、網ではなく鉄板を使用するなど、なるべく煙や匂いが発生しにくい工夫を行いましょう。
バーベキューは楽しい時間ですが、盛り上がってついつい大きな声を出してしまうことも。
自分たちでは普通に話しているつもりでも、意外と周囲には響いていることもあります。
特に、お子様もいる場合やアルコールも飲む場合は、必要以上に大きな声で騒いでしまわないように注意が必要です。
夕方からは周囲も静かになり音が響きやすくなりますので、できれば日中に開催することをおすすめします。
自宅でのバーベキューは日中がおすすめである事をお伝えしましたが、開始時間だけでなく終了時間にも注意が必要です。夕方ごろから片付けを行ってしまうと、想定より遅い時間になってしまいがちです。
昼間などの早めの時間に開始して、夕方には解散できるくらいの予定で組む事がおすすめです。どうしても夜になる場合は、遅くても20時には終われるようにしましょう。
片付けの時間も考慮して計画しておくと、余裕を持ってバーベキューが楽しめます。
子どもも参加する場合、怪我や事故をしないように注意を払いましょう。特に注意したいのが、コンロによるやけどと道路への飛び出しによる事故です。
広々とした公園などとは違い、自宅でのバーベキューはすぐ近くに道路があります。開放的で楽しいバーベキューの時間は、子どもも大人もつい気持ちが大きくなってしまいます。
思わぬ怪我をしないよう、楽しみながらも子どもには十分注意を払いましょう。
バーベキューの後は、炭火が完全に消えていることを確認しましょう。炭は外見上は消えているように見えても、内部でまだ燃え続けていることがあります。鎮火を確認するまで現場を離れないようにするか、前述の火消し壷を使って確実に鎮火しましょう。
自宅でのバーベキューは、公共の場と違い自由度が高いですが、代わりに周囲への配慮などのマナーを守る必要があります。
周囲に迷惑をかけることなく、楽しい時間を過ごすためにも、今回ご紹介した注意点を守ってバーベキューを行いましょう！
ここまで、自宅でのバーベキューに向いているおうちや注意点をご紹介しました。｢対策が必要ならちょっと難しいのかな」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、自宅でのバーベキューにはメリットも多くありますので、ぜひ一度お試しいただきたいイベントです。
ここからは、自宅で行うバーベキューのメリットやデメリットを具体的にご紹介します。
自宅でバーベキューをする最大の魅力は、遠出する必要がないことです。自宅の庭やテラスで気軽にバーベキューを楽しむことができるため、事前の準備や移動での疲労が少なく、時間も節約できます。
屋外のバーベキューの場合、急な天候の変化や気温差に対応するために、傘を用意したり、服装に気を付けたり…といった準備も必要ですが、自宅ならそのような手間も無く、自由な服装で楽しめます。
公共のバーベキュー施設やキャンプ場では使用料が発生することがほとんどですが、自宅で行う場合はそのようなコストが一切かかりません。そのため、バーベキューにかける予算を食材や装飾に充てることができ、少ない予算に抑えられたり、逆にいつもより豪華なバーベキューを楽しむこともできます。
自宅のバーベキューなら、自分たちでこだわりの機材や食器を使うことができます。また、装飾や設営の自由度も高いため、工夫次第でおしゃれな雰囲気を演出できます。
おしゃれなグリルコンロを用意したり、お気に入りのテーブルクロスや季節の花で飾って楽しむなど、自分たちの好みに合わせて自由にアレンジできます。
出来上がったこだわりの空間は、写真映えすることも間違いありません！
施設や公園でバーベキューをする場合は、事前に予約が必要な場合も多くあります。一方、自宅でのバーベキューなら、予約や準備の手間を気にせず、すぐに始められるのが魅力です。好天気に恵まれた日や、週末にふとバーベキューがしたくなったときも、近隣に挨拶をしてからすぐに庭へ出て火を起こせば、楽しいバーベキューを開始できます。
その点、自宅の庭でバーベキューをする場合は、キッチンがすぐそばにあるため、食材の準備や片付けが非常に楽になります。忘れた調味料や補充が必要な飲料も、すぐに家から取り出せます。また、使わなかった食材もすぐに冷蔵庫に戻すことができるため、食品の安全性も保ちやすくなります。
公園などの屋外やキャンプ場でのバーベキューでは、何かを忘れた場合には代替品を探したり、買いに行く必要がありますが、自宅ならその心配がいりません。外出を行う必要がないため、食材の準備さえできれば、すぐにバーベキューを始められます。
屋外でのバーベキューは、水場や調理台の場所が限られており、準備が不便に感じることもあります。
公共の場所でバーベキューをすると、トイレが遠かったり、清潔さが保たれていない場合もありますが、自宅ならいつでも清潔な状態のトイレを利用できます。洗面所も近いため、手が汚れてしまった場合や着替えをしたい時もすぐに対応できます。特に、参加者や子供や高齢者がいる場合には、この点が大きなメリットになります。
公共の場所でバーベキューをする場合、車を運転する場合はお酒を飲む事ができません。しかし、自宅であれば運転の必要はありませんので、お酒を楽しむことができます。
キッチンが近いため、いつでもキンキンに冷えたお酒を楽しめます。
自宅の庭でのバーベキューなら、ペットも同伴できるというメリットもあります。多くの公共のバーベキュー場や公園ではペットの同伴が制限されていることがありますが、自宅ならばペットの安全も確保しやすく、愛犬や愛猫も一緒に外で遊ぶことができます。大切なペットと一緒に、家族全員でストレスフリーなバーベキューを堪能できます。
自宅でのバーベキューは様々なメリットがありますが、一方でデメリットもあります。
次に、抑えておきたいデメリットに関して詳しくご紹介します。
前述したとおり、自宅でバーベキューを楽しむためにはある程度広いスペースが必要です。コンロやテーブルを設置するだけでなく、ゲストが自由に動ける程度の余裕があると理想的です。庭に限られたスペースしかない場合、バーベキューを快適に行うことが難しくなることも考慮しておきましょう。
自宅でのバーベキューでは、煙や匂い、話し声が近隣に迷惑をかけないよう注意を払いましょう。自宅でのバーベキューは近隣の方の協力があってこそ楽しめるものだということを念頭に置いて、ご紹介した注意点を守り、近隣住人とのトラブルが無いように心がけましょう。
最近では手ぶらでバーベキューを楽しめる施設も増えていますが、自宅でバーベキューでは、全ての準備と後片付けを自分たちで行う必要があります。食材の調達から道具の準備、火起こしから後の片付けまで、時間と労力がかかる点は理解しておくことが大切です。
バーベキューで使用した炭や灰の処理も忘れてはいけません。特に炭は完全に鎮火するまでに時間がかかるため、処理が甘いと火事の原因にもなり得ます。
炭や灰は一般的に燃えるゴミとして処分することが多いですが、自治体によって異なる場合があるため、適切な処理方法を事前に調べておく必要があります。
ここまで、自宅でバーベキューを楽しむための注意点や、メリット・デメリットをご紹介しました。
自宅でのバーベキューは、場所代もかからず思い立ったらすぐに開催できる手軽さが魅力ですが、一方で準備や後片付けは全て自分たちで行う必要があります。
せっかく自宅に十分なスペースがあっても、｢機材や食材を揃えるのは大変…」｢火起こしや炭の処理ができるか心配」といった不安がある方もいらっしゃるかもしれません。
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今回は、自宅でバーベキューを楽しむ方法についてご紹介しました。
自宅でのバーベキューは近隣への配慮やある程度のスペースが必要なものの、気軽にお好みのスタイルで楽しめる事が魅力です。
今回解説した注意点を守って、ぜひ一度自宅でのバーベキューをお楽しみください！
