東京都江戸川区に位置する葛西臨海公園は、東京湾に面した都立公園です。5つの区画に分かれた園内には、水族館や鳥類園、芝生広場などの施設があるほか、バーベキュー、隣接の葛西海浜公園での潮干狩り、海水浴なども楽しめる魅力いっぱいの公園です！

今回は、そんな葛西臨海公園の情報と、葛西臨海公園で楽しめるバーベキューについて詳しくご紹介します！
ぜひ最後までご覧ください。

葛西臨海公園とは

葛西臨海公園は、東京都の自然回復を目的として構想が立ち上がり、平成元年(1989年)に開園された公園です。 その総面積は約78平方メートルと、東京ドーム約16個分にもおよぶ広さを誇っており、園内は5つのゾーンに分かれて施設が揃っています。
また、すぐ近くには、2つの人工なぎさが特徴的な『葛西海浜公園』があります。名前がとても似ていますが、葛西臨海公園とは別の公園ですのでご注意ください。

東京駅からJR京王線で5駅、約13分とアクセスも良好なため、都内でも人気の高いスポットです。 海もが見えるだけでなく芝生広場もあり、家族連れやお子様にも大変おすすめです。園内の観覧車から眺める海の夕日も絶景です。

葛西臨海水族園で海の生き物を観察しよう

葛西臨海公園の園内には、『葛西臨海水族館』があります。
葛西臨海水族館は｢海と人間の交流の場」になることをコンセプトとして、公園と同年にオープンしました。 大きなドーナツ型の大水槽が特徴で、約600種を超える海の生き物が飼育、展示されています。
見所は、エスカレーターを降りてすぐにたくさんのサンゴ礁に迎えられた後、大迫力のドーナツ状アクアシアターで太平洋のクロマグロの海遊が観察できることです！
最寄り駅は同じJR京王線『葛西臨海公園駅』で、一番近い駐車場は第3駐車場(臨時)です。

鳥類園でバードウォッチング

葛西臨海水族館の隣には鳥類園ゾーンがあり、四季を通じて様々な野鳥が見られます。 淡水池と汽水池の2つの池が人工的に設けられ、池のほとりに訪れる鳥を観察するための小屋や観察窓も設けられています。
冬になると、カモやコウノトリなどの冬の鳥たちが寒い国からはるばる海を渡って帰ってくる姿も見られ、いつ訪れてもバードウォッチングが楽しめます。

入場料も無料ですので、葛西臨海公園を訪れた際に、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

展望レストハウスで空と海と一つに

葛西臨海公園の入口から中央の通りをまっすぐ進んでいくと、前面ガラス張りで空間に溶け込むように佇む印象的な建物が目に入ります。ここは『クリスタルビュー』と呼ばれる展望レストハウスです。

9時～17時まで入館料無料で解放されており、2階に登ると360度のパノラマビューが楽しめます。東京湾も見えるため、晴れた日には空と海が一体になるような美しい景色が見られます。
レストハウス内には埋め立ての歴史や周辺の動植物が紹介されている展示パネルや、休憩のできるカフェも設けられています。

公園のシンボル「ダイヤと花の大観覧車」

公園のシンボルにもなっている『ダイヤと花の大観覧車』と呼ばれる観覧車は、平成13年(2001年)にオープンしました。 この観覧車は、高さ117m、回転輪の直径111mと、日本最大規模を誇っています。
上空からは、レインボーブリッジ、アクアラインの海ほたる、東京タワー、東京東京スカイツリー、富士山に至るまでの東京のランドマークを一度に眺めることができます。
19時まで乗ることができるため、夕焼けや夜景を眺めるのもおすすめです。
6人乗りで1周約17分、料金は1人3歳以上800円、70歳以上400円、障がい者手帳をお持ちの方は350円です。

東京湾で潮干狩りやバーベキューを楽しむ

葛西臨海公園で見逃せないアクティビティといえば、やはり東京湾沿いならではの海辺のイベントです！ 隣にある葛西海浜公園の『西なぎさ』側の浜辺では、なんと無料で天然の貝を潮干狩りすることができます。
潮干狩りは年間を通じて楽しめますが、最盛期は、例年4月から6月頃です。
道具のレンタルなどはありませんので自前で用意する必要があります。

注意点として、漁協などに管理された潮干狩り場ではないことがあります。貝は撒かれていないため簡単には獲れない場合もあることや、貝毒(食中毒の元となる毒化した貝)にも注意する必要があります。
東京都の貝毒調査などを検索し、事前に確認してから自己判断で潮干狩りを楽しんでくださいね。

さらに、葛西臨海公園の中心部にはバーベキュー広場もあり、辺りを木々に囲まれた心地よいロケーションでバーベキューを楽しめます！

葛西臨海公園の基本情報

ここからは、葛西臨海公園の基本情報やアクセス情報をご紹介します。
葛西臨海公園の入園料は無料で年末年始以外は営業となっておりますが、葛西臨海水族館や大観覧車等の園内施設は定休日があるため、詳しくは各施設にお問い合わせください。

所在地・アクセス

〒134-0086　東京都江戸川区臨海町6丁目

電車でお越しの場合

JR京王線「葛西臨海公園」駅より徒歩1分。
東京メトロ東西線「西葛西」駅、「葛西」駅より都バス（葛西臨海公園行き）で約20分。

お車でお越しの場合

首都高速湾岸線「葛西」ICよりすぐ。
行楽シーズンの土日などの休日は駐車場が大変混雑し、満車になることが多いです。できるだけ公共機関をご利用いただく事をおすすめします。

駐車場利用可能時間・料金

葛西臨海公園第1駐車場

駐車台数 / 181台（うち身障者用18台）
24時間営業
※第1駐車場が満車になった場合、臨時で第2駐車場、第3駐車場が開放

利用料金

普通車

大型車(車高2.5m以上の車両)

葛西臨海公園の無料バーベキューエリア

生き物を観察したり、自然の中を探索するなど様々な楽しみ方ができる葛西臨海公園ですが、広々としたロケーションでのバーベキューも大人気です！
ここからは、葛西臨海公園のバーベキューエリアについて詳しくご紹介します。

【バーベキュー広場】でバーベキューができる！

葛西臨海公園では、専用の『バーベキュー広場』でバーベキューを楽しむことができます。利用は完全予約制となっており、バーベキュー予約専用ページから申し込みが必要です。
周りを木々に囲まれ、大観覧車も見える心地よいエリアでバーベキューを楽しんでみてはいかがでしょうか？

予約専用ページ：https://kasai-bbq.zetton.co.jp/

利用可能時間は10時〜16時の間(※時期により変動あり)

葛西臨海公園バーベキュー広場の利用時間は、基本的に10時～16時となっています。ただし、ゴールデンウィークや夏季などは、利用時間に変動があります。
季節によっては夜も営業されているため、ナイトタイムでバーベキューを楽しむことができます！

注意事項

• 午後3時以降は水場や機材の返却場所等が大変混雑しますので、早めの片付けがおすすめです。
• ゴミは基本的に持ち帰りとなりますが、有料で引き取りを依頼することも可能です。バーベキュー広場の食材付きプランを利用する場合は、ゴミの引き取りまでプランに含まれています。
• ペット同伴の方は必ずリードをつけてください。
• 楽器やアンプなどを使用して音を出すものは禁止。
• 機材の持ち込み、食材の持ち込みは可能です。（ケータリング業者は不可ですが、駐車場受け渡しならOK）

機材・食材持ち込みの場合は無料で利用可能

葛西臨海公園のバーベキュー広場は、自分たちで機材や食材を持ち込む場合、無料で利用できます！ 場所代などがかからないため、費用を抑えられるのは嬉しいポイントです！
機材や食材を持っていない場合は、レンタルや購入も可能です。

バーベキューをするなら【第一駐車場】が便利

バーベキュー広場からは第一駐車場が一番近くなっています。徒歩約5分程の距離ですので、車からの機材運搬も手間が少なく便利です。

コンビニやスーパーが近くにあり便利

葛西臨海公園の入口近くにはコンビニが数店舗あります。ちょっとした飲み物や、足りなかった食材などがあれば買い足しに便利です。
車でお越しの場合は、東京都道318号環状七号線沿いにスーパーもありますので、当日持ち込みの食材を購入してからバーベキュー広場を訪れる事もできます。

【現地で機材・食材を予約した場合のバーベキューのご予算】10名の場合

1番安いお肉の準備片付け付きBBQプランで予算感のチェック

【お肉たっぷりBBQプラン】3,800円(税込) × 10名＝38,000円
※機材・食材は受付から運び、準備や片付けは自分で行う必要のあるプランです
※ドリンクやお酒、氷代は含んでいません

一人当たりの予算は平均で3,800円+お酒代他2,000円で6000円位となります。
1人6,000円の会費が高いかどうかは人によりますが、せっかくコストパフォーマンスよく楽しめるバーベキューパーティですから、他の方法も色々と検討してみてはいかがでしょうか？