2024年10月07日
バーベキューは、友人や家族との楽しい時間を過ごすための最高のアクティビティです。とはいえ、初心者にとって、「バーベキューの火起こしって難しそう…」「火をつけてもすぐ消えてしまう」といった悩みが生じることもあるでしょう。今回は、宅配バーベキューサービスで20年以上炭の火起こしをしてきたバーベ急便のスタッフが、適切な炭の選び方から、火起こしのコツまで詳しく解説します。火起こしの不安を払拭し、次のバーベキューパーティーを楽しみましょう!
目次
火起こしの前に知っておくべきこと、それは使用する「炭」の種類と特長です。炭の種類によっては、火のつきやすさや継続する火力が異なります。バーベキューの規模や時間に応じて、最適な炭を選ぶことが大切です!
成形炭は、名前の通り、おがくずやヤシガラに着火剤成分を浸透させて作られた炭のことです。着火剤が炭に練りこまれているため、火起こしの際、簡単に火をつけることができます。価格は少し高めとなりますが、着火剤を買わずに済むため、コストパフォーマンスは高いと言えます。炭の種類によっては特有の匂いが気になることがありますが、手軽に火をつけられる特性は、バーベキュー初心者に特におすすめです!
オガ炭は木材の削りカス(おがくず)から作られた炭で、発煙が少なく、火力が均一に長持ちする特徴があります。価格も手頃なため、頻繁にバーベキューを楽しむ方にはコストパフォーマンスの面からもおすすめです。着火には少し時間がかかるものの、火が一度つけば継ぎ足しの手間が少ないので、長時間の火持ちを求める方に適しています。
豆炭は、石炭や木炭を粉末化して丸く固めた燃料で、小粒な形状に形成されているため、火起こし時の空気の流れが良くなる特徴があります。これにより、短時間で火がつきやすく、火持ちも良いというメリットがあります。ただ、石炭成分が多いものは匂いが料理に移ることがあるため、ダッチオーブンや七輪での使用がおすすめです。バーベキューに使用する際には、石炭成分が少なめで着火剤が配合されているタイプを選ぶことをおすすめします。
マングローブ炭は、ホームセンターなどで一番手軽に手に入る炭です。その手軽さと低価格、さらに着火のしやすさから、初心者の方にもおすすめです。ただし、ただし、燃焼時間が短めなので、長時間の使用を予定している場合は、炭の継ぎ足しが必要になります。また、煙や炎が上がりやすい性質があるため、使用する場所や周囲への配慮が必要です。
白炭、特に備長炭は、日本で古くから使用されてきた高品質な炭です。非常に高い火力を持ち、持続時間も長いため、その性能の高さから高級料亭でも使用されていることが多いです。ただし、価格が非常に高めであり、また着火に時間がかかるので、より本格的なバーベキュー体験を望む方向けの炭と言えます。
次に、火起こしの基本となる「点火」のポイントとコツを詳しく解説します。実践の前にご紹介するコツを押さえて、美味しいバーベキューを楽しみましょう!
バーベキューで炭に火をつける際、炭の置き方は非常に重要です。火は下から上に燃え広がるため、まずは着火剤を中心に配置し、その周囲を小さな炭でピラミッドのように積み上げると、中心部が熱くなり、火が均等に回りやすくなります。着火剤の使用量はちょうどよい量を意識し、過度な使用は避けることが大切です。初めての段階で炭を高く積むと、熱が炭全体によく伝わります。そして、炭を配置する際には、炭が密接しすぎないように、適度な隙間を残してください。この隙間が空気の流れを保ち、酸素を炭に供給する役割を果たし、火の持続を支えます。
バーベキューの火起こしをするには、道具の準備も必要です。以下の火起こしに役立つ基本のアイテムを用意しておきましょう。
これらのアイテムは、近年では100円ショップで購入することができます。
アイテムも用意できたら、いよいよ火起こしです!ここでは、簡単に火起こしできる方法を2つご紹介します。特に、「4-2.炭と火起こし器を使用した方法」は、初心者さんでも安全かつ手間なく火起こしができるおすすめの方法ですので、ぜひ参考にしてください。
「火起こし器」とは、炭を効率良く燃やすためのアイテムで、筒状の金属製の容器になっています。この道具を使えば、簡単に火起こしをすることができます。
火起こし器は、ホームセンターやキャンプ用品店で購入でき、炭をセットして火をつけるだけと使い方も非常にシンプルです。それでは、火起こし器を使った火起こしの方法をご紹介します!
このように、火起こし器を使えば、安全かつ効率的に火をつけることができます!
せっかく火が起きても、楽しいバーベキューの時間中に火力が弱まると、美味しく料理を楽しむことができません。そんな状況を防ぐために、火力を安定させ続ける方法を紹介します!
火力が落ちてきたと感じたら、追加の炭を早めに足して火力を維持しましょう。小さな炭を選び、白くなっている炭の下に置くのがポイントです。下に置くことで、火力を安定させつつ、新しい炭も効率よく着火します。
着火剤を追加したくなるかもしれませんが、これはおすすめしません。特にジェルタイプの着火剤は火が伝わりやすく、事故の原因となる可能性があります。焦らずに、炭の火力を最大限に活用し、美味しい料理のひとときを楽しんでください。
バーベキューの火力を維持するもう1つの方法は、炭を中心に寄せて風を送ることです。大きなコンロを使用していると、炭が広がりやすく、火力が均等にならないことがあるため注意が必要です。炭を中央に集めると、炭同士が熱を保持し合い、火の持続が向上します。その状態で適切に風を送ることで、炭が再燃します。もし、風を送っても炭が燃えない場合は、新しい炭を追加したり、古い炭を取り替えることを考慮しましょう。
バーベキューの後は、環境への負担や事故を引き起こさないよう、残った炭を適切に処理しましょう。炭が完全に火が鎮火したことを確認して、バーベキュー場の炭捨て場や燃えるゴミとして処理しましょう。
突然の温度変化で炭が破裂する可能性があるため、水を直接かけるのは避けてください。
炭の処理については、以下の記事で詳しくご紹介しています。
さて、これまでに火起こしのコツや炭の処理方法について、初心者の方でも安心してバーベキューを楽しむための情報を詳しく解説してきました。とはいえ、火起こしの工程や後の片付け、炭の手配といった実際の準備は、やはり手間となることも多いのではないでしょうか。
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今回は、簡単な火起こしのコツや注意点を解説しました。今回の情報を元に、火起こしのポイントやコツを抑えて、安全に注意しながら挑戦してみてください。楽しいバーベキュータイムを過ごしてください!